燃料電池が燃えている(エネルギー3)

白金の女王とお呼び!

 第2の「産業革命」と言われる「燃料電池」がエネルギー界のエースとして
登板する日が近い。携帯電話やパソコンのバッテリーに始まり、一家に1台置かれた
燃料電池が生活に必要なすべての電力をまかなう。すべての車が、燃料電池で走ると
いう構想である。原料は無尽蔵に近い水素である。
問題は、コストと水素の積載方法である。
車や家庭で使う低温型は白金を触媒にしている。世界の白金埋蔵量は2万8000トンしか
なく、2億台で世界の白金はなくなってしまう。(車1台で100グラム程度必要)また、
白金1グラムは4500円するので燃料電池だけで45万円となる。したがって、白金のかわり
となる触媒を探す必要がある。一方、水素はガソリンに比べ3倍もの容積を持つので、
車内を圧迫すが、これは解決方法があるとおもわれる。
克服すべきことは多々あるが、燃料電池は燃えているのである。
マスコ「向こうでソニーの電池も燃えているよ!」 「早く言え!それは火事だ!」
サギ師A「白金の投機で儲けなくちゃ」
サギ師B「近未来会社を立上げで儲けるぞ」