死者との遭遇(妄想編)

今週はKimonoよ!

 現実編を書くつもりでいたが、大臣の自殺事件があったので、妄想編に変更した。
推理小説(当時は探偵小説と呼ばれていた)との最初の出会いは江戸川乱歩の少年探偵団
だったと思う。この小説に殺人があったか否か定かではないが、推理小説の面白さを教え
てくれた。その後、横溝正史の『八つ墓村』や『本陣殺人事件』などを読み、先輩の薦め
で『エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン」も読んだが、本格的にはまったのは、
松本 清張の『点と線』だろう。松本 清張の著作はほとんど読破した。後は森村誠一
『高層の死角』や証明シリーズも面白かった。現在はもっぱら短編、特に講談社の日本
推理協会編(現在50数巻)は旅の友としている。
 計算してみると、人生70年として2万5000日、小説だけで一万人の死者に会った
計算になる、これにTVの死亡画面を加えると、一日一人の死者に遭遇している事になる。
日曜の光化学スモッグの中で、死とは身近な存在であると妄想していた。