和解不可解

口害もあるよ!

最近、薬害肝炎訴訟と東京大気汚染訴訟の報道を見た。両方とも和解の方向に
向かっているが、中身は別物であると思える。
薬害訴訟のように、一過性の裁判では、被害者を早期に救済するために和解も
一つの選択肢であろう。
 一方、公害や大気汚染訴訟では被害者も加害者も不特定多数の場合が多く被害者
が加害者の一部になっているときもある。(例えば、自動車排ガスが原因とすれば
被害者だって自動車に乗っているであろう。)このような、大規模で公共性のある
問題は、被害者の救済は当面国が行い、問題は国政レベルで検討し解決を図るのが
よいと思うのだが「和解不可解」なり。