飛ぶ鳥に一矢を

すすき

 多くの汚職や贈収賄事件は、当事者が引退や離職してから発覚する。
今回の守屋武昌前防衛事務次官のゴルフ接待や二女の壮行会、賭けマージャン
(昨日のニュース)においても、職場では問題視されていたと想像する。
国会での証人喚問が決まったようだが、離職し退職金も貰った後では、経緯や
動機は解明できても落ちた鳥に矢を放つようなものでダメージは少ないと言わ
ざるを得ない。飛ぶ鳥に矢を放つことは非常に難しいことと思うが、公務員に
おいては、内部告発制度を設けるなどして進行中に摘発してほしいものだ。
 「朴大統領、拉致を黙認 金大中事件 韓国が報告書公表」の見出し
 73年に東京で起きた金大中(キム・デジュン)氏拉致事件の少なくとも
暗黙の承認があったと判断した。
若者は知らないだろう、三十数年前の事件の真相が解明されて、何の役に立つ
のだろうと凡人は思う。