つるべ落とし(釣瓶)

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 「秋の日はつるべ落とし」という諺がある。一般的には次の意味で使われる。
秋の日の沈むのは、つるべを落とすときのように早いということ。(「つるべ」
というのは、井戸の水を汲むときに使う桶のことで、手をはなすとすぐに落ちて
しまうこと。)
天文学的には、日の入りから完全な夜になるまで長さも、「つるべ落とし」に
なっている。太陽の沈む位置よって(地球の自転軸のため)完全な夜になるまで
の時間が異なるのである。これを「天文薄明」とゆう。東京では夏至のころの
天文薄明は1時間49分で、秋分のころは1時間25分でその差25分となる。夕やみの
中で農作業を終えてしまう農民はこちらの事を意識していたのではないだろうか?
(Newton 11月号に解説記事がある)
マスコ「大晦日NHK鶴瓶おとし?」