iPS細胞 (induced pluripotent stem cells)

待つ宵草?

日本語では「人工多能性幹細胞」といわれる。人の皮膚細胞などに複数の遺伝子を組み込んで、
各種の組織のもとになる細胞を作ることのできる万能細胞である。体を構成する皮膚などの細胞
が持っている機能を「リセット」することで、あらゆる細胞に変化する万能性をもたせたもの。
遺伝子などの培養条件を変えることで、神経細胞や心筋細胞などに変化できる「万能性」を備え
ている細胞である。これを成長させるとさまざまな臓器・組織の細胞になる。万能細胞は病気や
怪我で失われた臓器や組織を修復する再生医療の切り札といわれている。(記事より)
 新聞、テレビなどで何度か見聞きした事はあるが、理解しにくかったが、「Newton」6月号の
特集で解りやすく解説している。遺伝病などの治療で期待されているらしいが、地味な研究が成果
を上げることを期待したい。