自分の耳より他人の目

ゆりの花

 最難関といわれる「第13回ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール」で日本人初の
優勝を果たした全盲のピアニスト、辻井伸行(20)の快挙に、早くもCDや、辻井の母による
著書『のぶカンタービレ』の売り上げランキングが上昇している。
 20年ほど前、諏訪内晶子が『チャイコフスキー国際コンクール』において、18歳の若さで、
優勝したさい、クラッシックとは無縁の知人が諏訪内晶子を見にいった(聴きにではない)と
言う話を思い出した。ランキングに弱い日本人というべきか。
マスコ「底辺を広げる意味ではよいことなのかも?」