ベビーシッターの実情シッタ

モクレン満開

ベビーシッター事件
 富士見市のマンションの一室で男児の遺体が見つかった事件で、この男児と、同じ部屋で保護された弟(8カ月)が当時、
衣服を着けていなかったことが捜査関係者への取材でわかった。弟は低体温症になっていたという。県警は死体遺棄容疑で
逮捕したベビーシッターの物袋(もって)勇治容疑者(26)から、兄弟を預かっていた間の状況について事情を聴いている。
物袋容疑者はネットを介して母親の依頼を受け、14〜16日の予定で兄弟を預かっていた。龍琥君は16日ごろに死亡し、
口をふさがれた窒息死の可能性がある。
厚生労働省によると、ベビーシッターは保育士などと異なり、国家資格はなく、開業の際も自治体への届けは不要だ。ネット
では「シッター派遣業者」「シッター紹介サイト」が乱立するが、国も自治体も数や運営実体を把握できていないのが現状だ。
専門家は「『安いから』などと安易に決めることは避けてほしい」と呼び掛けている。
 政府は仕事と育児の両立をうたって女性の活用をうながしているが、環境の整備を促進してほしいものだ。
マスコ「ベビーシッター選びは駐車場選びと同じか?」