知らぬが仏
若い頃、佃煮屋で昆布の佃煮を作るアルバイトをしていた。
長靴を履きフォークのでかいような物でタレをまんべなく浸透させる
作業であるが、作業中にそのまま土間に降りる事もあるし、トイレに
行って手を洗わない人もいました。そのためか、今でも昆布の佃煮は
好きではありません。
知人に野菜農家がいます。同じ野菜でも虫食いだらけの葉と、きれいな
葉のものがある。きれいな葉の野菜は出荷用で農薬をたっぷり使用、虫食
いだらけは自家用で農薬を殆んど使わないとの事。
彼は幸せであった。
彼は疑う事を知らなかった。
妻の浮気も知らず
、
知らぬが仏:知れば腹も立つが、知らないから仏のように平静でいられる。
また、本人だけが知らないで平然としているのを、あざけっていう語。