Ice・JAZZ(愛すジャズ)(2)
(2)出会い
ジャズとの出会いは先輩にむりやりテレビを見せられ時、なんと変な音楽だと思った。
その後、何回か聞いているうちに、心地よく響くようになってきた。ソニー・ロリンズの
「モリタート」を聞いたときジャズの素晴らしさに気づいたようだ。
最初は我流で練習していだが上達せず、地方都市ではサックスを教えるところはなかった。
誰かの紹介で、元プロのサックス奏者で、すでに隠居されていた「前野港造」氏(注)に
教わった。気さくな老人で、後で有名人であることを知り驚いた。直筆の譜面も何曲か残
っている。その後、多くのミュージシャンと出会い、多くの事を学んだ。
「人は何処で生まれたかではなく、誰と出会い、何に出会ったかが大切な気がする」
(注)ジャズ・サックスの第一号だけは実にはっきりしている。「日本のジャズの父」の
前野港造でアメリカからアルト、テナー・サックスを買って帰りジャズ曲を吹き始め
ている。、、、、(日本のジャズ、毎日新聞社刊より)