クーベルタンが泣いている

梅、三分咲き

開催地
 オリンピック開催地の選考方法は1999年に改定され、2段階の構成で行われている。これはオリンピック憲章第5章34則で定められている方法である。
第1段階 申請都市【立候補申請〜1次選考】 開催を希望する都市は、国内のオリンピック委員会(NOC)を通じてIOCに立候補を申請する。
第2段階 立候補都市【1次選考〜開催地決定】 1次選考を通過した都市は「立候補都市」(CANDIDATE CITY)として、開催計画の詳細を記した
「立候補ファイル」をIOCに提出する。 IOC評価委員会を組織し、各都市の現地視察を行う 評価委員会が現地視察の結果を基に、各都市の
長所と課題を併記した「評価報告書」を作成し、公表する 大会開催7年前に行われるIOC総会にて、IOC委員による投票が行われ開催地が決定する。
実施競技の見直し
 2012年のロンドンで実施された26競技に加え、リオ・デ・ジャネイロでは7人制ラグビーとゴルフを加えた28競技が実施していた。2013年2月12日に
IOCレスリングを除外[22]した25競技を「中核競技」とし、2020年にはリオ・デ・ジャネイロの2競技を含めた27競技に、レスリング、男子野球、
女子ソフトボール、空手、武術、スカッシュ、ローラースポーツ、スポーツクライミング水上スキーのウエークボードから1競技を2013年5月の理事会
で絞り込むとしている。
「中核競技」とはIOCが実施競技選定に導入した新方式で、25競技を(特別な事情がない限り)固定化するというもの。実施競技の上限は28競技とし、
中核競技以外に五輪活性化の為の実施競技入れ替えが大会ごとの追加枠で採用される「その他の競技」がある。
 上記のように開催地、実施競技の決定基準は明確に示されているのに大国は金と力に物を言わせているようだ。
マスコ「スポーツ精神はどこにあるのか」